こんにちは! ジャックです。
医療機器メーカーに5回転職した経験をもとに、転職ノウハウをお伝えします。
今回は、大・中小・ベンチャーを比較してみます。
目次
1. はじめに
初めて転職する人、同規模の企業での転職経験のみの人は、違う規模の企業のことはわからないですよね。
そこで、今回は、企業規模の異なる企業の給料、福利厚生、仕事を比較してみます。
ジャックは、大企業・中小企業・ベンチャーの勤務経験があるので、リアルな体験情報です。
2. 比較
2.1 給料
・大企業の圧勝です。大企業が1だとすると、中小企業は0.7、ベンチャーは0.5~1です。中小とベンチャーは管理職またはリーダークラスでないと給与は低い傾向があります。一方、大企業は平社員でも給与が高い傾向があります。
・最近は、大企業の中高年は担当業務と給料のアンバランスが理由でリストラにあう人もいます。一時期、家電メーカーがリストラの嵐でしたよね。これからは、銀行、新聞、生保など平社員の高給取りはリストラの可能性大です。
・ベンチャーは大幅に給料が上がる可能性があります。その条件はIPO(上場)またはバイアウト(買収)です。IPOをして会社が大きくなれば給与もあがります。また、大手企業にバイアウトされると大手の給与に準ずる給与(子会社並み)になります。
2.2 福利厚生
・大企業の圧勝です。大企業は住宅手当、赴任手当、家族手当、出産祝いなど、いろいろなあります。社員食堂も300円くらいで昼食が食べられます。自動販売機も100円、50円などお得です。しかし、最近は、福利厚生を無くして基本給に上乗せする大企業もあります。
・中小企業は、オーナー企業が多いのでオーナーの考え方次第です。一般的には、大手企業ほどの利益率がないので、福利厚生はさみしい感じです。
・ベンチャーはステージ(企業規模)でまったく異なります。ステージは、シード(会社設立時)、アーリー(軌道に乗る前、スタートアップとも呼ぶ)、ミドル(成長初期)、レイター(IPO直前)、のステージがありますが、シードとアーリーは資金繰りで精一杯のため、福利厚生はないと思ったほうがいいです。
2.3 仕事
・大企業は、超優秀な創業者や2代目が会社の儲かる仕組みと組織(ビジネスモデル)を作り上げたので、そのビジネスモデルに従って仕事をします。会社員はそのビジネスモデルに逸脱することはできません。自分の役目役割の範囲でそつなく仕事をすることが求められます。会社にルールに沿って、決められたことをしっかりやる人に向いています。
・ベンチャー(シード、アーリー)は、なんでもやる気がないとつとまりません。特にシードとアーリーは売り上げがない状態で、資金ショートと隣り合わせの中での仕事は心身ともに大変です。しかし、IPOで会社が大化けする可能性もあるので、一発逆転したい方には、エキサイティングな仕事になります。なお、IPOまでたどり着けるベンチャーはごく一部のなので、ベンチャー特有のハイテンションな仕事を楽しみつつ、次の職場を確保しておくしたたかさも必要です。
・中小企業は、社長次第です。オーナーに好かれればラッキーですが、嫌われたジエンドです。社長との距離が近いので経営に近い仕事がしたい人にはいいと思います。なお、仕事量に対して社員が少ないので、大企業より残業時間が多い傾向があります。
3.最後に
お金(給料、福利厚生)の面からは大企業が圧倒的ですが、今後、AIが普及すると、ルーチンワークはいらなくなるので、大企業でルーチンワークをしている人は安泰ではなくなると思います。
仕事は、ワークワイフバランス、スペシャリスト、ゼネラリストなど、何を重視するかによるかと思います。ワークライフバランスを重視する人は、大手企業を選択したほうがいいかと思います。ベンチャーは何もないところからビジネスを作り上げるので、ワークライフバランスとは真逆の世界です。
働くうえで、給料は重要ですよね。しかし、給料だけではなく、やりがいのある仕事、自分に向いた職場環境など、自分が求めているものを転職前にじっくり考えてみることをお勧めします。
大企業・中小企業・ベンチャーの比較については、また今度、違う視点の情報をお伝えしますね。
今回も最後まで読んで頂きありがとうございました。